梅雨が明け、いよいよ本格的に夏の到来ですね。
暑い日が続く中、少しの外出やお家にいるだけでも汗をかく方は多いのではないでしょうか。
ニオイや不快感などで嫌われ者になりやすい汗ですがとても大切な役割があります。
今回は汗について少しお伝えしていこうと思います。
●命を守ってくれている汗!?!?
汗の機能で最も重要な機能は何かわかりますか?
ズバリ!体温調整です。
その他に皮膚の保湿や抗菌の働きもあります。
汗が皮膚の上で蒸発するときに熱を逃し、36.5℃前後に体温を保つことが出来ます。
人は常に体温を一定に維持しないと身体機能は正常に働きません。
もし汗をかかなければ熱が身体に籠もり死に至ってしまいます。
汗は私たちの生命維持に非常に重要な働きをしてくれています。
●汗の種類とは!?!?
汗は何から作られているかご存じでしょうか??
正解は...血液です。
また、その中でもいい汗と悪い汗があることはご存じでしょうか?
いい汗・・・体温が上がり発汗準備で血液からミネラル分と水分が汗腺に取り込まれる際に、身体にとって大切なミネラル分の大部分が血液中に再吸収され、水分だけ皮膚の表面から出てきた汗。
悪い汗・・・発汗を促す交感神経の機能や汗腺の機能が鈍っている状態で、ミネラル分の再吸収
が行われず、水分と一緒に皮膚の上に出てきた汗。
悪い汗は、普段あまり汗をかかない生活をしている人に多く見られます。
ミネラルは体の生理機能を円滑にする大切な栄養素です。
悪い汗とともに身体の外に出ることで、不足状態に陥り内蔵の機能低下など様々な体調不良に繋がります。「夏バテ」の原因の一つとも考えられています。
いい汗をかくためには、適度に汗を流すことを心掛けることが大事です。
常にエアコンをつけて運動も全くしない生活環境では自律神経も乱れ、汗腺も機能不全を起こしてしまいます。体温が上がるとともに自然に汗をかく生活が悪い汗の予防になります。
●汗が出る腺の種類とは!?!?
汗腺には2種類あります。
エクリン汗腺・・・身体全体に分布する汗腺で汗の99%が水分です。体温調節が主な役割で、本来はにおいはほとんどありません。
平均的な成人のエクリン汗腺約300万個が集まると、そこから分泌される水分量は約腎臓1個分で分泌可能量は10リットルです。
1つのエクリン汗腺が分泌する汗の量は1分あたり約2~20ナノリットルとわずかですが、全身に換算した場合1日に平均700ml~10Lにもなり、他の外分泌線における分泌量をはるかに上回ります。
アポクリン汗腺腺・・・ここから出る汗は水分以外にタンパク質や脂質などの有機成分が含まれています。汗自体には無臭ですが、これが皮膚の表面に付いた雑菌(表皮ブドウ球菌、アクネ菌など)に分解されるとある種の脂肪酸が出来て特有の汗のにおいを発します。アポクリン汗腺は体内調節の発汗時には機能しないので、体温調節の役目はありません。腋下、外耳道、外陰部などの体毛のある限られた部分にしかなく、数もエクリン汗腺より少ないです。
★汗をかくために良いこと
・スクワットやもも上げなどのエクササイズ・・・
身体の筋肉の約7割は下半身に集中しています。スキマ時間を利用して行うのもおすすめです。
・お風呂の際に湯船に浸かる・・・
疲れやむくみ予防にもなり、体が温まり新陳代謝を上げることができます。肌の乾燥対策や冷え
性の改善にも効果的です。運動が苦手な方でも行える汗かき習慣なので、お湯につかってみましょう。
などなど
【まとめ】
いかがでしたか?
少しですが汗についてお伝えいたしました。
最後に...汗をかいた分、水分やミネラルの補給を忘れないでください。
普段からの心掛けも大事になりますが、習慣化出来るとメリットがたくさんありますので無理ないように取り組んでみてはいかがでしょうか。
カッパ整体院では、筋膜を用いた施術を中心に行っており、様々な不調に対して施術効果が認められています。
生活や運動などについてのアドバイスもお伝え出来ますのでお気軽にご相談ください。